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【11月2日】2020年オリンピックに向けたまちづくり│ミライカフェVol.17 開催レポ

2014年10月24日

去る11月の2日、第17回ミライカフェを開催しましたので、その様子をはりきってご報告いたします!

この日のミライカフェは、これまでの回と同様の二部構成:一部で今回のテーマに関するちょっとした資料を参加者の皆さんにご覧いただき、二部ではグループに分かれてディスカッションを行う、という流れです。そしてテーマは「2020年オリンピックに向けた町づくり 〜地域からスタートするアクション〜。」

2013年の9月7日、第125次IOC総会で2020年夏のオリンピック開催都市が「東京」に決定しました。この決定に沸いた人もそうでない人も当然いることと思いますが、決まった以上は活かすも殺すも私たち次第です。今回これをテーマに選定した理由は主に2つあります。ひとつは、九十九里地域が「成田空港」至近の好立地であること。そしてもうひとつは、「自分が・地元を・自慢できる町に」したい住民の集まるミライカフェで、たくさんの可能性を秘めたオリンピック、という題材から参加者の皆さんがどんな「自慢できる」未来を描き出すのか、それを見たいなと思っていました。

<第1部:過去のオリンピックから現在までの事例>

第一部の事務局からのプレゼンテーションでは、オリンピックが影響を及ぼし得る様々な側面にどんなものがあるかについてお話しました。たとえば「観光」、「異文化交流」、「スポーツ」、「健康」、「経済」、そして「言語」などが代表的なものです。そして過去のオリンピックの時には、これらの側面に働きかけるどんなアクションがあったのかをご紹介していきました。たとえば、シドニーオリンピックの際にはオーストラリアは国をあげて、「シドニー以外の都市にも観光客を誘致するように」戦略を講じ、見事それは奏功しました。また、ソチオリンピックの際にロシアのオリンピック委員会はとてもユニークな試みを行っています。オリンピックを契機に、「スポーツのある暮らし」を市民に広めるためのアイディアを市民から募集します。結果、最も多くの票を集めて実現されたのが、地下鉄の駅に設置されたスクワットマシーン!この機械の前でスクワットを所定の回数行うと、片道の切符がもらえてしまうという、ついつい参加してみたくなってしまう工夫がこらされています。また、過去だけではなく、実際に現在始まっている例としては、品川区が商店街での英語でのおもてなしを支援する「英語少し通じます商店街」プロジェクトなど。これらの取り組みを紹介しながら、参加者の皆さんに「自分は何をしたいか」を考えてもらう上で、ふたつのお願いをしました。ひとつは、「どの地域で」という具体性を持たせた話をしていただくこと。そしてもうひとつは「オリンピックが終わったあとも取り組み(あるいは効果)が持続可能か」を念頭に置いていただくことです。オリンピックの開催に異を唱える方の多くが懸念するのが、いっときのお祭りに莫大な資金を投入し、後に何も残らない、あるいは後に負債を残すこと、だと思います。そういった意味でも、国や自治体に頼り切るのではなく、住民の立場から、まず自分たちが動くことでスタートできる取り組みについて考えることは有意義であるように感じました。

IMGP9910_compressed ミライカフェVol.17

<第2部:ディスカッション:わたしは何がしたいか>

第二部のディスカッションでは2つのグループに分かれて議論を進め、約一時間後にそれぞれ発表を行いました。
第一班は、ひとつの取り組みというところまで話が及ばなかったが、という前置きをしつつ、以下のような意見がでたことをシェアしてくださいました。
・何ができるかを考える上で、住民が身近に感じる=興味を持てる仕組みを構築することが重要
・「農」的なテーマをベースにしたらどうか
・山武郡市として共通点を見いだし、手をとりあう必要がある
・鴨川市などに比べて民と官との繋がりが弱いのではないか
・(2020年まで)5年半は長くないのでまず一歩を踏み出すことが重要
・オリンピックの先を見据える
・地元の文化力を上げる(地元がブラッシュアップされるように)

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また、第二班は、横芝光町に伝わる「鬼来迎(きらいごう)」という芸能とそれに登場する「鬼」を核としたイベントの開催を提案してくれました。またそのイベントを、海外からの観光客や幅広い世代が参加して作り上げることのできる参加型イベントにするために、盛り込みたいアイディアとして:
・鬼来迎を実際に上演する(伝統的なバージョン)
・外国の人が上演する(外国語バージョン)、ワークショップ形式で鬼来迎からインスパイアされた劇をあらたに作る
・こどもなど世代の違う層も楽しめるように、お化け屋敷、鬼に扮した撮影コーナーなど
・和太鼓などの音楽
・鬼のお面1万個でギネス申請(工作コーナー)、フォトジェニックな風景を作る

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いずれのケースでも、2020年までの時間をうまく使って、段階的に取り組みを拡大していく必要性は皆さんが感じておられたようでした。周辺の自治体では山武市や成田市など、既に動き始めている自治体もあります。住民側から取り組みをスタートして、自治体や民間企業と恊働することも十分に可能性がありそうです。このテーマは今後第二回を開催していきたいテーマなので、興味のある方はぜひ、近所のカフェにくるようなつもりで気軽にミライカフェでお話しましょう。意外なところから、地元をさらに自慢できる町にする企画がでてくるやもしれません!

Photos: Moto San / コレカラ99事務局

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